「マイブーム」「ゆるキャラ」などの流行語の生みの親、みうらじゅんさん(67)が、新たな造語「アウト老(ロー)」を発信中だ。文字どおりアウトローな老人、「はみだし老人」という意味。自らの老いに気づいた衝撃を「老いるショック」と名づけ、ファッション、性欲、対人関係など「老いるショック」から始まる「アウト老」な生き方を語る。
- みうらじゅんの「マイ走馬灯」朝日新聞で連載中
みうらさんが「老いるショック」に遭遇したのは、「還暦を迎える前から」。朝日新聞土曜別刷りbeの連載「みうらじゅん マイ走馬灯」でも一昨年、夏が終わってもセミの声のような耳鳴りがやまないので耳鼻科に行くと、「加齢のせい」と言われ、仕方がなく「耳ゼミ」と命名した、との体験をつづった。
老いの「思うつぼ」、あえて「老けづくり」
「老いは、考えてもしょうがない。だったら逆手に取る」。シリアスに考えたら、老いの「思うつぼ」。なので「しょうがないことには、しょうもないことをぶつけるのが一番」。
そのひとつとして、若づくり…